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鳥来温泉

2007.11.30.

台湾|鳥来

鳥来温泉と魅惑のタイヤル族

2007年の秋の事。高校、大学時代の友人から手紙をいただきました。「秋深まるこの季節、いかがお過ごしでしょうか?私はといいますと、起業してからというもの急がしい日々を送っています。その代償なのか、なかなか良い人とめぐり合う事ができません。しかし、ひょんな事から台湾に遊びに行くと、そこには夢の様な世界が広がっていたのです。このままこの地に住み、生活していく事と思います。近いうちに良い報告が、、、、」と結婚の報告を暗に匂わせる内容の手紙となっていました。

葉書の裏を見ると美女に囲まれた友人の姿がありました。普段は見せぬ満面の笑みに、まさかのピースサイン。30歳を迎えアイツも狂ったかと思った私ではありましたが、気が付いたら友人の言う楽園”鳥来”を調べ、そして向かう事にしたのです。

台北の中心部から地下鉄とバスを乗り継いで、鳥来温泉郷にやってきました。通りに沿いには温泉旅館やお土産物屋が立ち並び、日本の温泉街を彷彿とさせる作りなっています。昔、群馬の草津温泉に行ったら、何故か胡散臭いフィリピンパブがひっそりと軒を連ねていました。彼の写真を見るとルビーモレノ的なニオイもします。ただのキャバ的ノリなのか真相を探るべく調査を開始しました。

鳥来温泉郷

写真を地元の人に見せて歩くと、美女の正体はフィリピーナではなく、台湾の原住民で過去には首狩りの風習もあったタイヤル族だと分かったのです。タイヤル族は森の奥地の滝近くに住んでいるそうで、村に行くにはトロッコに乗れと言われました。乗り場に到着すると巨大なタイヤル族像お出迎え。階段を上がると台北鳥来駅の改札口がありました。

鳥来温泉

鳥来駅 トロッコの運賃は片道大人NT50(約150円)。左側に動画を用意しました。乗車時間は5分弱でしょうか。線路に併走して道路があるので普通に歩いてもいけます。帰りは徒歩で戻りました。正直このトロッコの存在意義がわかりません。

駅

終点に着くと「あぁこの近くに美女の村が」と想像が膨らみグッときます。美女は後でゆっくり見ようと、先に鳥来瀑布を見る展望台へ。あまりの迫力に足がすくむ。石碑にはタイヤル族の肖像画でしょうか。槍を持った勇ましい男の絵が描いてある。
近くにはタイヤル族グッズを販売するショップ多数。店員は写真の様な若い娘の姿はなくベテラン揃い。がっくりと視線を落とした時、「酋長歌舞劇場」という看板を発見。そこには現役バリバリの美女の姿が。お値段もNT200(約600円)とキャバ的感覚では破格値。逸る気持ちを押させ2階の会場を目指そうと階段を足にかけた時、「午前中のショーは終わりよ。」落合夫人似のベテランに静止されます。

ショーは1日2回公演。1回目のショーが終わった直後なので、午後3時まで待てという言うじゃありませんか。仕方なく、村周辺を散歩する事に。1週ぐるっと周って時計を見たら15分しか経過していません。どう考えても時間を潰す事は不可能なので先に温泉へ。

鳥来温泉

温泉郷まで徒歩で戻り、川沿いにある無料の公共浴場へ。掘っ立て小屋にカーテンがあり、更衣室になってます。水着を持参しましょう。小一時間くらい浸かっていたでしょうか。気が付いたらタイヤル族のショーの事をすっかり忘れて、バスに乗って台北に戻っていました。結局、この目で美女軍団を拝めませんでしたが、リベンジする予定は現在ありません。ちなみに温泉ですが、景色もそこまでいいわけではないので微妙です。微妙に遠いし。正直、台北中心部から地下鉄で1本の北投温泉の方が良かったです。

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