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下痢。温室育ちの我々日本人にとって、アジア圏を旅する上での登竜門。生水を飲まないなど基本的な予防策はあるでしょう。しかし、気をつけていても時として下痢の範囲を超越した上に高熱、吐き気、極度の食欲不振などに襲われる事もあるのです。それはもう食あたりと呼べる範囲ではありません。そうですあなたは完全に寄生されています。あれだけ注意を払っていたのに、、、検証します。

【検証その1.】インド・バラナシ発~ガンジス河で寄生~

インドのバラナシ。言わずと知れたヒンドゥー教の聖地である。この町に流れるガンジス川は聖なる河として知られ、人々の生活から生死に至るまで全ての営みが行われる。ここに来た理由は1つこの河で沐浴する事。しかし、現実的に目の前で行われている光景を目の当たりにして怖気づいた。河の中で歯磨きをするおっさん、頭を洗う老婆、ク○をする少年、そして動物から人の死体まで流れている。おい、いくら何でも営み過ぎだろ。こんな中に入ったら間違いなくやられるに違いない。実はすでにジアルジアと言う寄生虫によって侵されていた(登山小説「山と寄生虫と私」参照)。もう二度あんな思いはしたくない。そう思いつつも足はすでに河の中、ヌルリとした川底の感触は今でも忘れない。

後ろにいたインド人のおっさんにカメラマンを依頼して、恐る恐る腰まで浸かって沐浴。その後、頭まで潜った所でとっとと退散。振り返って姿はほぼ現地人。ホテルに戻り体中の穴という穴を洗い上げ、バラナシ滞在の数日間は何ともなかった。すでに寄生されているとも知らずに。

【検証その2.】インド・アーグラ~ボンベイ発~覚醒と復活~

アーグラからアジャンターに出発する夜。明らかに調子が悪くなってきた。ちょっとしたトラブル(トラブル「偽ウルルン滞在記と軟禁物語」参照)で生死を見たので余計に体調が優れない。もしやと思い便を見ると間違いなく寄生虫ジアルジアの初期症状。しかし、今回は自分でもびっくりするぐらい冷静。だって2回目で、しかも薬があるんだもん。薬を飲んで寝台列車に飛び乗った。アジャンター、エローラを経由しながら薬を数日間飲み続けた結果、ボンベイに着く頃にはすっかり回復。やっぱり薬はすげぇーぜとインド最大の町を闊歩していた。今までの北インドにはないハイソな町並みが素敵。その時とんでもない看板が目の前に飛び込んできた。「生ビール」。宗教上お酒に厳しいインドではビールを買うだけでマフィア風に追いかけ回されたりしたのに。生ビールて。ふと頭にジアルジアはアルコールで復活する事が過ぎった。その夜、ゴロゴロゴロという音と共に激痛に悩まされた。歴史は繰り返される。ちなみに生ビールは売り切れで、飲んだは瓶ビールだったし。

【検証その3.】カンボジア・シェムリアップ発~原虫水泳~

カンボジアはシェムリアップ。アンコールワット観光も2度目となり何か違う事をとトンレサップ湖のクルーズへ。湖の上で生活する人々を見るとやる事なし。船長は「釣りするか泳いだら」と提案してきた。しかし、ここでとれる魚を本当に食べていいのかと疑う様な奇跡の色合い。一緒にいた日本人女子が「地球の歩○方には、カンボジアでは水溜りに足をつけるのも危険って書いてあるよ。原虫がいっぱいいるって。」などと助言。アフォか。そんなもの信じていたら何もできないと湖に飛び込む。笑顔でいれたもの数分。湖とは思えぬ激流に足をとられほぼ溺れ状態。何とか船にしがみつき危険状態からは脱出。しかし、溺れたはずみでこの濁流を少し飲み込んでしまった。それから1週間後、ベトナムに移動しニャチャンというビーチで不覚にも発病。ゲリ、高熱にうなされてビーチマットに寝転ぶ事無く3日3晩ベットで過ごす。しかも寝すぎたせいで何泊したか忘れ1泊多い4泊分の宿代を払いハノイを目指した。

【まとめ】

衛生状態が異常な程いい日本で暮らしている私達はちょっとした事ですぐにやられます。私はある程度の雑菌は体内へ入れ抵抗力を付けるようにする派です。にも関わらず現地の本物に出会うとイチコロです。日本から持参した薬なんか利きません。数日安静にしても体調が回復しない場合はすぐに病院へ行きましょう。一度ネパールで病院へ行った時は診察と薬を数日分もらって200ドル近い請求がありました。カード付帯の保険でまかなえましたが。というわけで海外保険は必ず入っていきましょう。あとは明らかに危険なものには手をつけない事ですね。